緊急時集団下校訓練

7月4日教育支援活動として、緊急時集団下校訓練の同行・見守りを行いました。
PTAサポートチームより7名ご参加いただきました。
暑い中、ありがとうございました!

発端は去年の保護者アンケートから。

去年、鬼無地区ではイノシシ被害が多く、
小学校周辺にも出没した際に子どもたちが緊急で下校することになった事がありました。

そのことを受けて、「今後、緊急時に備えて地区別に班編成して集団下校をやってみてはどうか」
との意見が保護者アンケートで寄せられました。

それを元に先生方が審議してくださり「一度やってみよう!」ということで今回の訓練に至ったそうです。

どんな時を想定しているか
・害獣出没
・不審者
・犯罪予告
など、子どもを一人一人個別で帰宅させるのが危険であると想定される時。

担任の先生が子どもたちの当日の下校方法を確認。
体育館、運動場に地区毎に分かれて並ぶ。
一番後ろに6年生、一番前に5年生。なるべく高学年で低学年を挟み、子ども同士で列を崩さないように注意し合う。

学校としても近年初めての試みだったようで、
やってみる事で初めて見えてきた課題も色々あったようです。

先生方が子どもたちそれぞれの帰宅コース、帰宅方法を把握するのに時間がかかり過ぎて、緊急時にも関わらず逆に帰宅が遅くなってしまう、という問題点が浮き彫りになりました。
原因として
・祖父母の家に帰宅する子、習い事へ向かう子等、帰宅コースがバラバラ
・子どもたちが自分の地区名を把握できていない
・同じ地区内で家が近所であっても、子どもたち同士の繋がりが薄い為、お互いが知らない
といったことが挙げられるようです。

私たち保護者世代の子どもの頃とは違った、現代特有の問題のように思えますね。

これに対し、学校は今後どうしていくか、慎重に検討していくとのことでした。

保護者側としても、地域との繋がりがこういうところに影響してくるということを考えさせられました。

以下、参加者の声です。

「1年生が固まると横に広がったりすので、可能なら1年生の間にも高学年の子を入れてほしい」

「自分の子どもの横へ付き添いがいいのか、後ろから全体を見守るほうがいいのか迷った」

「後ろから見守りながら歩いていたら、親がいることで、子どもが列を外れて後ろにきてしまったりした」

「木曜は全学年同じ時間に下校になったので、月1でも集団下校してもよいのでは?」

「高学年の子が、1年生のことを、すごく気にかけてくれていた。」

皆さん、ありがとうございました!